
CASE STUDY 02
出向による専門人材の育成を通して
行内データ分析体制の高度化を実現
-
営業統括本部
鈴藤 彰大さん
-
営業統括本部 / 担当課長代理
二瓶 大介さん
-
営業統括本部
宮本 明実さん
-
営業統括本部 / 担当課長
谷本 知春さん
-
導入にいたった背景(課題)を教えてください。
2016年頃から急速に「金融のデジタル化」が進む中、弊行でもスマホアプリを入口とした新しいサービスの取組み強化を進めており、「ひろぎんアプリ」をリリースするなど自行での取組みと並行して、銀行起点ではなく利用者のニーズ起点により利用されるアプリサービスの検討を行っていました。その時Wallet+は、サービス機能やマーケティングにおいて先進的な取組を行っていて、なにより非金融を入り口としたアプリサービスであったため、目的預金や記事の閲覧状況など非金融のデータを、これまで銀行が苦手としてきたお客さまの真のニーズを知り最適な情報をお届けするコミュニケーションチャネルおよびデータマーケティングプラットフォームとして活用できるのではないかと考えました。
また、銀行内でもお客様のニーズに基づいた施策を展開するためにはデータ分析等の専門人財育成が肝要と思っておりましたが、なかなか行内だけでは習得できるスキルに限界があり、銀行の外に出てデータ分析のノウハウが学べるプラットフォームが必要であると考えていたことも、Wallet+の導入にあたり魅力的に感じたものの一つでした。 -
導入したことで変わったことはありますか?
iBank社と協業することで、企画推進、マーケティング、体制等においてこれまで銀行にはなかった考え方や知見を得ることができていることが最大のメリットだと感じています。参画以来継続して企画部門(1名)、データ分析部門(2名)、クリエイティブ部門(1名)に人材を派遣し、アプリに特化したサービス運営を実際に体験することで、出向者はもちろん出向者を通じ弊行アプリ担当者も刺激を受けスキルの向上や視野の広がりを感じています。特にデータ分析部門においては、Wallet+導入以降、行内でも専門人材を採用し、iBankに出向中のデータ分析担当者と適宜連繋しながら、行内のデータ分析高度化を行うなど、確実な効果を感じています。また、企画部門の出向者においても、 iBankにおけるスピーディーな開発・運用体制の影響を受け、プロジェクトの進行や外部企業との交渉等のスキルを習得するなど、人財育成が加速していると感じています。
-
今後Wallet+/iBankを通して実現したいことはなんですか?
iBankへ2年間出向しているデータ分析担当者が、今年度(2021年度)帰任する予定ですが、銀行にいると見えなかった部分を還元し、今までの銀行のやり方に一石を投じてほしいと考えています。その中で、データ分析の高度化を図りながら、iBankとも引き続き連携し、各銀行サービスへの誘導促進を互いに発展させていきたいと思っています。
また、人財育成以外にも、銀行単独ではできなかった地域商社事業「エンニチ」での協業を通し地域の事業者様の販路開拓支援・デジタルシフト支援を県内の事業者さまにご提供して参りましたが、今後もiBankと連繋しながらより多くの事業者さまに新しい価値をご提供していきたいです。