
CASE STUDY 01
日常遣いのアプリとして
若年層との接点を確保
リテール営業部 / 課長代理
若森 耕平さん
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導入にいたった背景(課題)を教えてください。
年々、営業店窓口にご来店されるお客さまの高齢化が進む中、若年層のお客さまとの接点が減少しており、新たに「デジタルを活用したお客さまとの接点確保」が銀行としての課題でした。異業種の参入が活発な金融業界で、必要とされるサービスは何かを考え、UIUXが優れお客さまが違和感なくお使いいただけるチャネルであること、コミュニケーションチャネルとして有用性が高いものであること、データドリブンなマーケティングによりお客さまとの接点として活用できることから、2019年に「Wallet+」を導入しました。
Wallet+は個人のお客さまとの接点だけでなく、法人のお客さまのデータマーケティングにも活用でき、「銀行と個人」、「銀行と法人」、さらに「個人と法人」をつなぐデジタルマーケティングツールであることも魅力のひとつでした。 -
導入したことで変わったことはありますか?
当初は1年で5万人のご登録を目指していましたが、約1年3ヶ月で登録者数は10万人を超え、多くのお客さまにご好評をいただいております。また、ご利用者さまの内訳も40代以下が全体の7割を占め、確実に若い方との接点になっていることを実感しています。Wallet+は、コミュニケーションチャネルとしてメールをはじめ様々な形でお客さまへのご提案ができるため、接点としての効果も非常に高いと感じています。
また、iBankのデータ分析ノウハウを活用しながら、Wallet+を通したお客さまとのコミュニケーション施策を共同で実施しており、カードローンや運用商品など金融商品のご案内につながっています。iBankと協業することで、PDCAを回しながらお客さまへのご提案ができるようになりました。 -
今後Wallet+/iBankを通して実現したいことはなんですか?
銀行取引のハブとなるアプリとして、銀行の金融データとWallet+の非金融データを最大限に活用し、お客さまにとって最適なタイミングで、各金融商品をご案内することを目指していきたいです。
さらに、iBankに任せきりではなく、Wallet+における取組内容やその結果を自行内でのマーケティング施策にも活用し、銀行全体としてデータドリブンなマーケティングが実現できるよう、今後もiBankとともにノウハウを蓄積していきたいと考えています。 また、地域の事業者さまへのデジタルマーケティング支援についても、これまで多くの事業者さまへご提供してきましたが、銀行キャンペーンとのコラボレーション等、新しい形でつながりを生むような取り組みにもチャレンジしていきたいと思っています。