世界銀行のデータに拠ると、総人口に占める65歳超の高齢者の割合は日本27％、米国16％、カナダ17％、豪州16％となっており、その割合は先進国において増加傾向にあり、特に日本は特筆して高齢化先進国といえる。
私たちのチームが開発した生物学的運動知覚システムは、多様な人間の動作異常を検出・予測することができる。このシステムを介護ロボットやネットワークカメラに適用し、転倒などの危険に直面している人に対して警告を発すると同時に安全確保のための対処をすることができる。沖縄科学技術大学院大学（OIST）のアクセラレーター・プログラムに採択され、2020年度末〜2021年度はじめの起業を計画しており、R&D進行中である。プログラムを通して研究開発の深化を図るとともに、B2Bサービス（ハードウェアへのオープンソースソフトウェアの提供）及びB2Cサービス（サブスクリプション制によるネットワークカメラと一体提供）の双方向で事業化を検討していく。